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トリアージ表(名刺サイズ)を作りました

救急事故現場において、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことをトリアージといいます。その判断方法は標準化され、分類されています。医療関係者がすぐに駆けつけられない時には、一刻を争うために、そこに居合わせた一般市民で行う必要があります。その判断方法を図式化したものをトリアージ表といい、患者に判断結果をトリアージ・タッグというカードで識別できるようにします。

救急現場では多くの人がパニックになっている可能性があり、そのときに初めて読んで確認するのも大変でしょう。
ちなみに医師は現場には行かないのが原則なので、素早く緊急患者から病院に運ぶ必要があります。
救急現場でトリアージ表が手元に配られない場合、あらかじめ知識があると人命救助に役に立つと思われるので、名刺サイズにして持っていることにしました。


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トリアージに関しては、行政で研修や訓練が行われる場合があり、そのときにトリアージ表やトリアージ・タッグをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。配られるトリアージ表とトリアージ・タッグは上記のようなものです。


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縦書きに作り直してみました。名刺サイズで作りましたので小さいです。

これを作ったときに勉強になったのは、『柱や壁などに四肢を2時間以上はさまれていた』かどうかの判定がとても重要だということでした。
一命を取り留め、救出当初は比較的元気そうだったにもかかわらず、これで突然様態が悪化して亡くなられた方が多かったと聞きました。クラッシュ症候群といいます。 血が通わなくなると、その部分(特に筋肉)は死にます。壊死した組織から毒素が体に戻って、心臓を止めたり、腎臓を詰まらせて、尿が出なくなり、死亡してしまいます。 阪神・淡路大震災では、犠牲者のほぼ7割が圧死、救出された直後に心停止だったため、注目を浴びました。

2時間以上挟まれている人がいたら、どうするか?

● 救出する前に、医師がいれば輸液 1,000ml する。 医師がいなければ、水を多量に飲ませる。
● 挟まれている部分の中枢をタオルや帯など幅の広いもので強く縛る。(縛るのは、挟まれた部位より心臓に近い、腕や足のつけ根)
● 救出したら麻痺(感覚がない、動かない)があるか確認する。(時間も確認)
● 縛ったらできるだけ早く、人工透析のできる病院へ運ぶ。救護所には運ばない。
● 病院で、はさまれていたこと麻痺があったこと救出時刻を告げる。
全て、一刻を急ぐ!

※参考:「災害とクラッシュ症候群
※注意:WikipediaにあるようなSTART法というトリアージ表がありますが、この最初のクラッシュ症候群の判断が書かれていません。


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裏面も大事だと思われることを書き出して作ってみました。
トリアージ・タッグの付ける位置にも順番があります。緊急度が決まったら、必要な色より下の色を切り取り、トリアージ・タッグの先端にある色で状態を表します。

トリアージは、可能な限り何回も繰り返して行うことが奨励されています。自分の判断で、目の前の人の命が助かるか死ぬかを分けると思ったら、身がすくんでしまうかもしれません。しかし、『繰り返し実施する』ことであるならば、どこかで修正が行われるはずです。大勢の患者がいる場合は特に、判断内容の責任うんぬんよりも、『時間をかけない』で素早く振り分けていくことが大事だということだと思います。


この名刺サイズのトリアージ表をご利用になりたい方は、<お問い合わせ>より弊社にご連絡ください。

少しでも多くの命を自らの手で守り救うことができますように。


 

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