‘開発日誌’ のアーカイブ

難聴者の方達に試していただこうと活動(7)

2012年2月17日 金曜日

とある聴覚センターに行って5名の年配の難聴の方に試していただきました。

●最近補聴器を付け始めた50dBHLの女性:とても気に入っていただきました。
息子さんに聞いてみるので「使うためには何が必要なのか」ノートに記述を求めてくださいました。
電話は普通にできるけれど、留守電が聞こえないのが悩みだそうです。
やはり補聴器ではワンワンと音がうるさくて声が聞き取れないため困っていたとのことです。

●6級の女性:とても気に入っていただきました。
スマートフォンは気になっていたので購入を検討すべくiPhoneとiPod touchについて調べてみるとのこと。

●両耳補聴器の2級の100dbHLの女性:iPhoneが相手から1m離れると聞こえなくなりますが、50cm以内なら問題なく聞き取れていました。
ソフトバンクで障害者割引はない?って聞かれました。
とても普通に会話されるので、この方は聞くまで2級だとは思いませんでした。

●2級の85歳の男性:音は入ってきていますが、声として認識できないとおっしゃっていました。
両耳聴力は落ちているけれど片方だけ補聴器を付けられていて、だいぶ聞き分け脳力が落ちているそうなので、慣れが必要だとわかりました。

●右は全く聞こえないけど左は正常の男性:普通によく聞き取れていました。
知り合いが電話をかけてくるのですが、こちらから一生懸命話すけど向こうが聞き取れなくて困っていると、周りの方達の心配をされていました。
連絡先を教えて欲しいと言ってくださったのでお渡ししました。
ご友人でもお困りのことがあったらご連絡くださいませ。
ききとり上手のテストをした方が良いよ、それが自分たちのためになると難聴のお友達と話されていました。
一生懸命作ってきた甲斐があります。ありがとうございます。
また、話したら文字が出てくる音声認識のアプリはないかと聞かれましたので、最近お気に入りの「Dragon Dictation」を実演付きでご紹介しました。

年配の方でも新しいモノにも前向きな方はいらして、とてもうれしく感じました。
例によって設定は様々で、まずは何も音が聞こえないという方がいなくてホッとしました。

聞き分け脳力の訓練が必要な状態の人達がいますね。
補聴器も慣れるのに少し時間がいるのと同じように、ききとり上手から流れる音に慣れるのにも時間が必要です。それが何の言葉であるかを脳が覚えてくれるための時間ですね。

2級でもだいぶ耳の状態によって差がありました。
本当に驚きました。

耳が普通に聞こえている職員の4人の方達にも試していただきました。
勘の鋭い方がいらして、多くの説明がいりませんでした。
ガンマイクをつけて、指向性と距離のチェックをみんなでわきゃわきゃとテストしてました。
耳が遠くなったご自分のおじいさまと会話するときに使えるなぁ~っておっしゃっていました。

私も難聴者の方達のききとり上手での聞こえ具合をたいぶ察することができるようになってきた気がします。
ききとり上手をしていない通常のほうが、どの程度の方なのかわからないくらい。(汗)
後は、耳の状態にあわせて最適な設定をすぐにご提案できるようにしたいと思いました。

ご協力ありがとうございました!

難聴者の方達に試していただこうと活動(6)

2012年2月17日 金曜日

先週に山城高等学校からお電話をいただき、なんと2人の生徒さんにききとり上手のモニターをしていただけることになりました。
うれしくて飛び上がる思いです!
次の日には難聴教育担当の先生からお電話をいただき、日程の御相談をさせていただきました。

早々にモニターをしていただくための準備を始めました。
私達が使っていたiPhone3GSが2台、ゼンハイザーの音圧の高いイヤフォンを2種類購入、外付けマイクはテストした中で一番使い勝手が良いと感じているガンマイク。
お二人にききとり上手セットを持ち運びしてただく透明のケースも買ったりして…。
お渡しする資料も作成を始めました。
もう少し可愛く書きたいのですが、どうも説明口調になってしまいます。
マニュアルを書くのもセンスがいるものですね。精進します。(^-^;

先生のお話だと、もう一人声をかけてくださっているのですが、まだ色よい返事をいただいてないということでした。
生徒さんに試していただく前に先生にききとり上手を見ていただいておいた方が何かと良いかもしれないと考えて、事前にお会いする日程を御相談しお会いしました。

明るくやさしい先生が担当されていて、難聴の生徒さんが集まる視聴覚室の賑やかさが想像できるようでした。
一通り資料とききとり上手を見ながらご説明させていただき、実際にテストしていただきました。
耳の聞こえる人は大丈夫、耳の状態がそれぞれ違う重度の難聴の生徒さんにどの程度効果があるかはやってみなければわかりませんので、あとはテストするだけと理解していただけたと感じています。

先生からのご要望がひとつだけありました。
万が一、壊れてしまった場合はどうなるか、親御さんがご心配されると思われるので、資料に添えて欲しいとのことでした。
壊すことはまったく考えていなかったので即答はできませんでしたが、確かに事故はあるかもしれません。
故意であろうがなかろうが、壊れたら悲しいです。すぐにご報告いただくことをお約束いただくところまでに書くのをとどめることにしました。
そのときの状況によって考えましょう。
基本的に望むことは正直でいて欲しいということです。

学校は生徒さんがいなければとても静かです。
がやがやとした教室で、テレビが流れる普段のご家庭の中で、80dbHL~100dbHLの生徒さんがどの程度ききとり上手で会話を聞き取れるのか使い勝手がよいか、本格的なテストとなります。

モニター開始は来週からです。
とにかく楽しく使っていただけたらと思っています。

あ、iPhoneの画面を拭くストラップを付けとこう!
今日、京都イオンに行ったついでに、Moja!マイクロファイバーストラップSを2つ買いました♪

貸し出しセット一覧はこんな感じ。
・iPhone 3GS 青黒メタリックカバー付き iOS4
・iPhone 3GS 青スケルトンカバー付き iOS5
・ガンマイク(注:iOS5のみ使用、iOS4だと音質が悪いのです)
・イヤフォン ゼンハイザーCX270+サイズ違いのイヤフォンチップ+黒ケース
・イヤフォン ゼンハイザーCX271+サイズ違いのイヤフォンチップ+黒ケース
・iPhone充電器+USBケーブル ×2
・透明ポーチ ×2
・Moja!マイクロファイバーストラップS ×2

モニタしてくださる生徒さんにお会いするのが今からとても楽しみです。
ご協力いただくことをご了承いただいた山城高等学校の皆様や生徒さんとご家族の方々に心から感謝いたしております。

難聴者の方達に試していただこうと活動(5)

2012年2月7日 火曜日

筑波技術大学日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局の代表をされているS准教授にメールしてみました。
補聴器の悩みがきっかけで「ききとり上手」という難聴者のための会話を補助するアプリを作ったので、生徒さん達に試していただきたいという申し出をするため、ちょうど関東に仕事に行く弊社の崎がお話にお伺いしたいのですが、という旨です。

一応メールを送りましたが電話でもお話したほうが良いと思い、2度お電話しましたがあいにくとご都合が悪く、その日は声をお聞きすることができませんでした。

その日の夜に、S准教授からメールで返信をいただいているのに気がつきました。
要約すると内容はこうでした。

・難聴者のための補助アプリということでおもしろそうなので発売されたらダウンロードする。
・重度聴覚障害ですでに補聴器を使っているのですぐに活用できる場面は少ないと思う。
・話を聞いてみたいけれど、大学の方も年度末で立て込んでいるので、今回は遠慮したい。
・発売後にアプリを使用した後、活用の場面が思いついたときには、連絡をする。
・場合によってはデモ等を依頼することがあるかもしれない。

補聴器を使っているので出番が少ないとか、活用を思いつかないからとか書かれてあり、メールだけでアプリが何者か理解をしていただくことは難しいとわかっていましたので、お話したかったのですが、残念な思いでした。

アプリを作るときには、どのような人達がどのようなシーンで使うかのコンセプトを決めます。
コンセプトをお伝えしたのに勘違いされたのは、私の説明不足か、コンセプトがないアプリしか触られていないので思い込んだのどちらかでしょうか。
いづれにしても、何も質問されることなくお断り…。

取り次いでいただいた方の配慮で、次の日に電話をいただくことになっていましたが、これでは電話はいただけなさそうです。
次の日、念のために、他のK教授に電話をしてみました。

支援センターを統括している筑波技術大学は外部とのコミュニケーションをオープンにはされていないのですね。わかったことは、筑波技術大学の学生にテストしていただくことは非常に高いハードルがあるということです。
大学独自の規約により、外部の人間が生徒に簡単に接することができないようになっているそうなのです。
接する方法があるとすれば、共同研究プロジェクトを企画し大学に申し込むとかになります。

京都の山城高等学校も色々手順を踏まないとならないので結論には時間がかかると言われましたが、時間がかかっても検討すると言っていただけているのがとてもありがたく感じました。

大学もちょうど入試の時期にあたるので、お忙しいだろうとは想像していましたが、入試が終わっても2月いっぱいは多忙とのことでした。
先生方には制約がないので、先生方を集めてデモすることは可能性があるそうです。
先生の中にも難聴の方がいらっしゃるようです。

とにかく、今はお忙しいということでせっかくの関東にいる機会でしたがあきらめて、日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)の中から他の大学をあたってみることにします。

ユニバーサルデザイン

2012年2月6日 月曜日

iPhoneを使って会話を補助するためのアプリ『ききとり上手』をどうやって必要としている人達に知っていただこうか。
なにせ、開発一筋でやってきた弊社にとって、宣伝や営業は未知の世界。(^-^;

とにかく、ネット上での宣伝は必須。
広告をうつ、ブログを書く、twitterやfacebook等のSNSでつぶやくは自分たちだけでもがんばれる。

記事掲載を依頼するところとしては、アプリ紹介サイト、新聞、雑誌。
普通に思いつくところではあります。

宣伝にも気をつけないといけないことがあります。
世の中にはたくさんの似た製品があって、残念ながらイイカゲンに作られたものも数多くあります。
私達はどんなに今まで本質をとらえて作っても、触れる前から「イイカゲンなそれらとどうせ一緒でしょ。」という思い込み先入観の壁に阻まれてきました。
それらのイイカゲンなモノと区別がつくように宣伝しなければなりません。
ちゃんとモノを見て判断できて、本当に困っていて必要としている人が気がついてくれるように。
だから、目立つだけのやたらなことはできません。

そんなある日、アプリで記事を書いていただく相談をするためにテクニカルライターさんと会食中、iPhone系のユニバーサルデザインのモノを集めたイベントを開くのも手ではないかという話になりました。
これはいい話ですよね。一人でも多く、人のためを意識して製品を作っている人達が協力していくのが一番です。是非実現させたいです。
iPhone系でどんなユニバーサルデザインのモノがあるか調べてみなきゃ。

Wikipediaより
ユニバーサルデザインの7原則:
1) どんな人でも公平に使えること
2) 使う上で自由度が高いこと
3) 使い方が簡単で、すぐに分かること
4) 必要な情報がすぐに分かること
5) うっかりミスが危険につながらないこと
6) 身体への負担がかかりづらいこと(弱い力でも使えること)
7) 接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること

弊社の崎がポロリと言いました。
ユニバーサルデザインなモノは、それを使えば「目的を達成できる」ということも大事な要素である。
目的が達成できなければユニバーサルデザインではない。

なるほど~。

難聴者の方達に試していただこうと活動(4)

2012年2月2日 木曜日

福祉活動、特に聞こえないことで悩みを受ける相談員の方と話をする機会を得ました。
障害者生活支援センター はーもにぃ
相談員のYさんの話の中で印象に残ったのはこんなお話でした。

***
最近はネット社会になったことで、コミュニケーションの方法に会って話す以外のバリエーションができた。
難聴者の人達が外に出る選択をしなければ、コミュニケーションに昔ほど困らなくなった。
そのため、難聴者グループは若い人達が減り、平均年齢が上がっているだけでなく交流も減ってきている。
元々難聴であることを隠したいと思っている人達が多い中、ネットで普通にコミュニケーションがとれるので難聴だと言わなくてもいいじゃんという風潮である。
いわゆるひきこもりの一種。問題は解決したわけじゃないのだが…。
逆に、公表しないとか表に出ないということで、使えるサービスや補助金のことを知らない人も増えている。
福祉活動をしている側から言えば、本人の意思は尊重すべきであるし、でもそれでいいのか?と問いたくなるケースもあり複雑な心境。
***

隠すという意識があるのは自然ではないと思われます。
難聴も特徴と柔軟にとらえることができます。
隠すことなく明るくコミュニケーションをとってもらえるようになったらいいなと思います。

Yさんから大学にアクセスするのはどうかとアドバイスをいただきました。
筑波技術大学がやっているネットワークを見つけました。
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)
京都にある大学もある!
また糸口を見つけました。

Yさん、色々参考になるお話をありがとうございました。

難聴者の方達に試していただこうと活動(3)

2012年1月29日 日曜日

やっと実際に難聴者の方達にテストしていただける機会を得ました。

「かものはし」のNさんにメールを送っても電話をしても返信は返ってきませんでしたが、気にすることなく出向いていきました。

軽中度難聴者グループ「かものはし」

3~4ヶ月に一度の例会に参加させていただきました。
50dBHL~90dBHLの15人に試していただきました。

それぞれ設定を変えることで、全く声が聞こえないという人はいませんでした。
50dBHLでは普通に使えていました。
かものはしの中で、90dBHLの方が、口の動きを見ないでも、全文は難しくても単語が聞こえるということに全員驚かれていました。

耳の状態により聞こえ方も音や声の認識度合いも本当にいろいろでした。
感音性難聴向けに改良が可能だとわかりましたので、検討項目にリストアップしました。
子音と母音のボリュームを調整するようになっていますが、意味がわからない方もいるようでした。周波数で言えば高い方と低い方なので表示をちょっと変えることに。

ききとり上手では、
環境音はなるべく消さないようにしています。そのために環境音が聞こえることに違和感を感じる方がいるとわかりました。
中途難聴の場合は脳が音を聞き分ける処理ができていますが、生まれつき重度で音なのか声なのか何の音なのかを聞き分けるための訓練をしていない方には、今まで音のない静かだった世界から聞いたことのない音がしてくるので???ってなるわけです。

普通に聞こえている私でも、ききとり上手をして普段意識していない環境音に驚くことがあります。それは脳が勝手に必要のない音として無視しているわけです。
重度の難聴者の場合、脳では無く耳の機能的に脳にその音は届いていないので新しい処理になります。話している声が聞き取れるにしても、初めて聞いた環境音の方に意識がいってしまうのです。
音の聞き分け能力(脳力?)があるかないかは大きなポイントになるようです。

生まれつき重度の難聴の方も、音を聞き分ける訓練をされていて良い医者と自分に合った補聴器に出会えたのでなんの不満もなく生活をされている方もいました。
自分は幸せだとおっしゃっていました。

ききとり上手は道具です。値段は3,000円にしようと思っています。
使えることがわかって使えるシーンがいくつか思い浮かびます。
それでも、使いこなすには慣れる時間が必要なのだとわかりました。

そんなことが作った私達も試していただいた難聴者の方達も感じたことでした。

「かものはし」のみなさんから出た悩みは、
・補聴器の値段が高すぎる
・自分に合った補聴器を探すのが大変
 (親身に対応してくれる医者に出会えるかどうかも鍵だとか)
・会議で何を話しているのか聞こえない
・飲み会でにぎやかなお店では会話が聞こえない

でした。
これは難聴者の共通の悩みのようですね。

さて、飲み会で声が聞こえないとなれば、例会後の飲み会はテストのチャンスです。
AIさんとAYさんとYさんの3人の飲み会について行きました。
AYさんとYさんはiPhoneユーザーでした。

入ったお店は焼き鳥屋さんでしたが、たまたまお客が少なくて静かだったのでテストにならず。
90dBHLのYさんは口の動きと音で会話を理解します。時々口をみれないときはAIさんに手話してもらっていました。
それを見た弊社の崎がノートパソを持っていたので、崎が話すときはテキストエディタで文字を大きくしてキーボード談。(筆談って言わないですよね?w)
それぞれの自己紹介、難聴について、補聴器について、人工内耳について、音や声の聞えの原理について、問題点と解決方法等々話しました。

AIさん談:
人間くさい方達ですね。笑
何も知らない素人が遊びで作ったのではないとわかりました。
補聴器が何十万円もすることを考えれば、ききとり上手を一つのアイテムとして生活に取り入れるのは有効で、とても魅力的です。
ただ、問題なのは、iPhoneを持っていないこと。僕がiPhone買ったら奥さんも買わなきゃ怒られる。。。笑

AYさんは、発売されたら買います、と言ってくださいました。
ありがとうございます。twitterでつながりましたのでいつでもご意見お聞かせください。

Yさんからは、おすすめアプリはありませんか?と聞かれたので、『subTED』をダウンロードしていただきました。笑

ききとり上手は補聴器とは別物で、会話するための聞き取り補助アプリだと言い切ることができると確信しました。
とても有意義な時間を過ごせました。
ありがとうございました。

難聴者の方達に試していただこうと活動(2)

2012年1月27日 金曜日

『ききとり上手』のテストをするために、難聴の方がたくさんいると思われるところに片っ端から連絡をしてみています。

前回教えていただいた京都府立山城高等学校に電話をしました。
京都府立山城高等学校

ききとり上手のテストのご協力のお願いをするために電話をしました。
内容はわかりましたが、まずはその依頼をメールで送って欲しい、協議してお返事します、と言われました。
さっそく、開発背景の説明とテストの機会のお願いと、生徒さんにテストしていただく前に先生方に実際のものを見ていただく機会を作っていただくようお願いをしました。

数日経っても返事が来ません。
そこでもう一度お電話してみました。
協議が必要で時間がかかると言われました。
協議している間に先生方にチェックしていただけるので、その時間をとっていただくようにお話したら、じゃぁ今日しましょうということになり、急いで山城高校に行きました。

電話に出ていただいた教師のNさんと事務のSさんと2名で対応していただきました。
机をたたいてみたり、椅子を引きずってみたり、ペットボトルを握りつぶしたり、騒音と言われる音を出しながら、頭が痛くなることも無く声が聞き取れることを確認していただきました。

そして、Nさんが、
どういうものかわかりました。きちんと声が聞こえることも確認できました。
でもお返事には時間がかかります。
これが安全かどうかが問題です。生徒を守らなくてはなりません。生徒の親に了解を得なければなりません。先生方と協議しなければなりません。だから時間がかかります。
というようなことをおっしゃいました。

安全かどうかという面で心配な点は何か?とお尋ねしたところ、回答はありませんでした。

Sさんからは
若い方だったらiPhoneに抵抗がないし使えそうでいいと思いました。ここよりも、補聴器を使う前の悩みを相談する耳鼻科に行かれてはいかがでしょうか。

なぜ山城高等学校よりも、なんでしょうか…?
現在15人の難聴の生徒ですが、年々数が増えているそうです。

山城高等学校では、机や椅子の脚に、テニスボールをかぶせて騒音を軽減しているそうです。
しかし、全国でも高校で難聴学級があるのは山城高等学校だけと言っておられましたが、手話ができるわけでもなく、難聴者の環境が良くなるかもしれないきっかけにもあまり積極的ではないので、端から見てサポート体制は薄いように感じました。あくまでも感想です。

一週間はかかるのでもう少しお待ちください、ご連絡します、ということでした。

とにかく今日は難聴学級の担任の先生は出張中でいらっしゃらないとのことでしたので、また後日連絡をしてみようと思っています。
すぐにテストしていただくことが実現しなくても、担任の先生からのこんなのがあるらしいよの一言がきっかけになるかもしれません。

<訂正いたします>
山城高等学校には難聴学級はなく、聴覚障害教育をしているというのが正しい情報でした。
確認不足でした。大変失礼をいたしました。

難聴者の方達に試していただこうと活動(1)

2012年1月20日 金曜日

「iPhoneやiPod touchを使って会話のききとりを補助するアプリ」の『ききとり上手』のテストをするために、まずは京都で難聴の方達が集まるところからアクセスを始めました。

京都市聴覚言語障害センター
電話に出てくださったSさんによると、ここの施設には様々な団体がセンターに所属しているように見えるのですが、センターとしては窓口になっているわけではないそうです。それぞれに個別に連絡をとってくださいと言われました。
とにかく、京都市聴覚言語障害センターに行けば誰か来ているかもしれないということで、行ってみました。
たまたまそこにいらした聴覚障害者協会を紹介してくださいました。

京都府聴覚障害者協会

高度の難聴者の方に試していただきました。耳の状態が変化する方だったので、聞こえたり聞こえなかったりしているとのことでした。後でわかりましたが、ご自身が設定した音圧が全体的にも足りなかったようです。iPhoneのような機器が使えるかどうかは大きなポイントになります。
会長さんは現在出張中でいないため、後日連絡をいただけることになりました。

せっかく来たのに糸口が見つからずに、もう一度センターの別の窓口から話をしてみました。
このような場合、どうしたらよいかわからないようでした。
「難聴」は長年とても閉じている世界のように感じます。

きこえの森診療所
たまたま通りがかった言語聴覚士のOさんとお話ができました。
やはり補聴器には問題があるというお話をしていました。
アプリを試していただき、概要はつかんでいただきました。
若い人ならいいけど年配が多いのでiPhoneを使えるかどうかは疑問だそうです。
補聴器を持っているのにこのアプリの使い方がわからないと悩まれていました。
補聴器で会話が聞き取れないときに、というのが何か納得がいかないようでした。
軽中度難聴者グループの「かものはし」を思い出し、Nさんを呼んできて紹介してくださいました。

軽中度難聴者グループ「かものはし」
Nさんから、29日に例会があるのでそこで試してみては?と提案をいただきました。
iPhoneを使っている方がいるそうです。
やっと先につながる橋を見つけました。

京都市聴覚言語障害センターを出て、次に別のセンターに電話。

京都府聴覚支援センター
聞こえに不安のある場合の相談を受け付けるところがあったので問い合わせをしたところ、聾学校の中と言うこともあり、難聴というより聾の方がほとんどなので、筑波技術大学か京都府立山城高等学校の方がいいだろうと教えてくださいました。

時間も遅くなり、今日のアクセスはここまで。
帰ってから、お話しできた「かものはし」のNさんと「きこえの森」のOさんにご挨拶メールを出しました。

ききとり上手 まもなく…

2012年1月17日 火曜日

iPhoneのマイクとヘッドフォンを使って補聴器や集音器っぽく使える会話シーンに特化した「ききとり上手」ですが、アップルに審査依頼を出しました。

ききとり上手アイコン

基本、無料でお試しいただけます。
細かい設定はオプション扱いでアプリ内課金といたしました。
有料版の細かい設定もなんとすべてお試しいただけるというステキな設定です。(^-^)
ご期待ください!

ききとり上手を試していただく

2012年1月12日 木曜日

補聴器ではなくiPhoneを補聴器っぽく使えるようになるアプリの「ききとり上手」の試作版を、現在30名近くの方達に試していただきました。

ききとり上手アイコン

普通に聞こえている皆さんが発した声はこんな感じです。
「お!」←第一声
「よく聞こえる~。」
「ノイズが少ないね。」
「自分の声も大きく聞こえるんだね。」
「いろんな音が聞こえる。普段こんなたくさんの音の中にいるんだ~。」
「すごい。こんなことができるんだね。」

耳が普通に聞こえる方達でも使えます。(^-^)
一番驚いたのはこんな感想です。
「携帯のアプリってゲームくらいしかないと思ってたけど人のためになるモノも作れるんだね。認識が変わった。」
極端な例ですが、その方の何かを良い方に変えられたようでよかったです。

なかなか耳の悪い方には出会えないでいますが、今のところ3名の方に試していただきました。
70代男性で3万円の集音器を使用。
50代男性で片耳16万の補聴器を使用。
60代女性で片耳50万の補聴器を使用。
補聴器って高いですね。。。
「ノイズが少なくてこっちのほうが良いよ。」
「聞こえます聞こえます!自分の声も大きいけど大きすぎないね。」
「とても具合がいいわね~。iPhoneというのが使えるか気になるけどこれは使いたいわ。」

お試しいただいたみなさま、ありがとうございます!

補聴器はいかにも耳が悪い人のように見えて抵抗があるという話を聞きます。それは今のところ、耳の悪くない方達が一番気にしていることでした。おそらく、耳の悪い方が話題にしないのは、耳が悪くなってしまったら、背に腹は代えられない状態だからなのでしょう。
iPhoneアプリ系ならば、iPod touchにダウンロードしてヘッドフォンをつけていたら、音楽を聴いているかのように見えるだけです。

音に関わる仕事についている方達の反応には共通の特長がありました。
ひとりも調整できる設定を触って確かめることをしませんでした。何か自分の知っている世界の中でこうだろうと思い込んでいるようでした。
音に関わっている人達にもききとり上手と同じものは作れないんだなと感じてしまいました。

目が悪い場合、メガネもただの黒縁+レンズだったのが、色々な形ができてファッション性も高くなり、「メガネを着替える」「trademark」「伊達眼鏡」等々意識が変わってきました。
耳が悪い場合も、どんどん進化させて意識を変えていきましょう。
アプリを作りながらそんなことを思っています。

がんばって良い製品に仕上げます。ご期待ください。